抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自動車用エネルギーの主力であり続けるとみられる石油を中心に,天然ガスとバイオ燃料をとりあげ,それらの供給をめぐる国際情勢を概観し,日本の自動車用エネルギー供給の課題について解説した。アジアを中心に全体としては石油需要が増加する傾向にあることや,原油の生産コストが次第に高くなっていくことを背景に,原油価格が中長期的に値上がりすることが予測されている。日本では,停止した原子力発電の代替として,発電能力に余裕があったガス火力の稼働が高まり,震災前後の2010年度と2011年度の比較で,天然ガス消費量は約1.2倍に増えた。バイオマスから合成した液体燃料であるバイオ燃料は天然ガスよりも多く自動車用燃料として使用されている。国内では,ガソリンスタンドが減少傾向にあり,一定の供給インフラを維持することが求められる。