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J-GLOBAL ID:201302235395018010   整理番号:13A0765976

クロホエザルおよびゴールドホエザルにおける集団移動を調整するのは誰か

Who is coordinating collective movements in black and gold howler monkeys?
著者 (4件):
資料名:
巻: 54  号:ページ: 191-199  発行年: 2013年04月 
JST資料番号: X0725A  ISSN: 0032-8332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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移動時期および移動場所の決定は,結束性のある社会群に生息する霊長類個体の摂食,生態,および採餌戦略に強く影響する可能性がある。具体的には,年齢,性別,生殖状態,または社会的優位性の差を考えると,特定の群メンバーは現在地に残ることで利益を享受する可能性があり,その他は摂餌または休息のために行動圏の別の地域へ移動することで利益を享受する可能性がある。本研究では,北部アルゼンチンのIsla Brasilera(27°20′Sおよび58°40′W)に生息する野生のクロホエザルおよびゴールドホエザル(gold howler)の2群において移動の調整に関するデータを示す。性別,年齢,生殖状態,および優位性などの因子が,摂餌場所または休息場所での群の移動調整のパターン,および群間の遭遇の状況にどのように影響するのかを調べる。2群を2004年の6月~11月の日の出から日没まで1カ月に5日間追跡した。局所サンプリング法および走査サンプリング法を用いて,262の群移動,移動を開始および誘導する個体のアイデンティティー,および,摂餌場所,休息場所または群間遭遇場所に最初に到着した個体のアイデンティティーを記録した。全年齢は群の調整に影響を及ぼす唯一の因子であることが分かった。すなわち,両群において成体(94.5%)が誘導する頻度は未熟な個体(5.5%)よりも多かった。成体間の差は見られなかった。しかし,群間遭遇時に雄は雌よりも誘導する頻度が高く,雄-配偶者防御の仮説と一致することが分かった。本研究で観察された成体間に分布するリーダーシップのパターンから,成体個体は等しく共有する合意を決定することが示唆されると考えられる。この個体レベルアプローチを用いて,クロホエザルおよびゴールドホエザルの別の個体群,他のホエザル種,および群内社会許容性が例外的ではなく規則的である他のクモザルにおいて,このパターンをさらに調査すべきである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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個体群生態学 
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