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J-GLOBAL ID：201302235764748230   整理番号：13A1399817

階層的に自己集合した蛋白質から構築された人工金属酵素

Artificial Metalloenzymes Constructed From Hierarchically-Assembled Proteins

著者 (3件)： UENO Takafumi (Tokyo Insitute of Technol., Yokohama, JPN) ,  TABE Hiroyasu (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  TANAKA Yuya (Tokyo Insitute of Technol., Yokohama, JPN)
資料名： Chemistry. Asian Journal  (Chemistry. Asian Journal)
巻： 8  号： 8  ページ： 1646-1660  発行年： 2013年 
JST資料番号： W1856A  ISSN： 1861-4728  CODEN： CAAJBI  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人工金属酵素はナノサイエンスおよびバイオテクノロジーで潜在的用途を持つため,生物化学および無機化学において人工金属酵素の設計は重要研究主題となっている。この人工金属酵素を調製する一般的な方法の1つとして,蛋白質足場中に非天然金属補因子をカプセル化するの方法があり,この方法は,高活性と選択性を持つ小さな人工金属蛋白質の構築で使われてきた。天然酵素システムでは精巧な酵素反応のために,分子足場として蛋白質集合体が使用されているが,いまだ,この蛋白質集合体の重要な役割について系統だった調査は十分にされていない。近年,上記の一般的な戦略が,蛋白質集合体(例えば蛋白質ケージとや蛋白質結晶)を機能化するのに適用された。これらの集合体構造は,金属錯体触媒を収納し,金属ナノ粒子の調製に用いることが可能な,拘束された内部環境を作った。階層的に集合したタンパク質による人工金属酵素の開発により,産業および生物学的アプリケーションに強力なツールを提供することができる。この焦点レビューで,このフィールドでの最近および将来に向けての重要な研究を,1)活性部位微調整用の小蛋白質,2)密閉型蛋白質ケージ,3)固体人工金属酵素としての蛋白質結晶,の3つのカテゴリーに分けて議論した。

シソーラス用語： *金属酵素 ,  触媒反応 ,  不均一系反応 ,  結晶化 ,  ナノ粒子 ,  *タンパク質 ,  自己集合 ,  階層構造 ,  *人工酵素 ,  蛋白質結晶化 ,  不均一系触媒反応
準シソーラス用語： 不均一触媒反応

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  酵素の応用関連  (EB09100B)

タイトルに関連する用語 (5件)： 自己集合 ,  蛋白質 ,  構築 ,  人工 ,  金属酵素