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J-GLOBAL ID：201302235930490441   整理番号：13A0041173

時間依存波束拡散法によるn型有機半導体の電子移動度: ペンタセンキノン誘導体

Electron Mobilities of n-Type Organic Semiconductors from Time-Dependent Wavepacket Diffusion Method: Pentacenequinone Derivatives

著者 (3件)： ZHANG WeiWei (Xiamen Univ., Xiamen, CHN) ,  ZHONG XinXin (Xiamen Univ., Xiamen, CHN) ,  ZHAO Yi (Xiamen Univ., Xiamen, CHN)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 116  号： 46  ページ： 11075-11082  発行年： 2012年11月22日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2種類のテトラアザペンタセンキノン分子の結晶(TAPQ5およびTAPQ7)について,時間依存波束拡散法(TDWPD)により電子移動度の温度依存性の計算を行った。電子移動には,再組織化エネルギーおよび電子カップリングが重要であった。移動はいずれの分子もほぼ1次元的に生じ,移動度はTAPQ7の方が高かった。マルコス理論に電子トンネル効果を考慮してフェルム黄金則を用いた計算は摂動法であるにも拘らず,このような電子カップリングの大きな系でも量子動力学計算にほぼ一致した結果を与えた。これは動的ゆらぎによる相殺効果と推定した。移動度の計算値が実測値より遥かに大きいのは,現在得られている結晶がまだ不完全なためと考えられる。

シソーラス用語： 有機半導体 ,  *キャリア移動度 ,  波束 ,  時間依存性 ,  *ポリアセン ,  *キノン ,  *窒素複素環化合物 ,  分子結晶 ,  温度依存性 ,  再編成 ,  トンネル効果 ,  分子動力学 ,  摂動法 ,  相互作用 ,  電子効果 ,  電子構造 ,  異性体 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： 再組織化 ,  *電子移動度 ,  分子動力学シミュレーション ,  量子動力学 ,  *ペンタセン類

分類 (3件)： 四環以上の炭素縮合多環化合物  (CF06090C) ,  窒素複素環化合物一般  (CF07040G) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

物質索引 (2件)： キノキサリノ[2,3-b]フェナジン-6,13-ジオン ,  1,4,8,11-テトラアザペンタセン-6,13-ジオン

タイトルに関連する用語 (5件)： 波束 ,  拡散 ,  有機半導体 ,  電子移動度 ,  誘導体