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J-GLOBAL ID:201302236001400922   整理番号:13A1928718

数学科教育法の授業における動的画像導入に関する考察~画像処理とMathematicaの活用による学習効果創出~

著者 (3件):
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号: 95  ページ: 21-30  発行年: 2013年10月30日 
JST資料番号: Z0868A  ISSN: 0286-7370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本論文では,平成24年の高等学校数学の学習指導要領改訂の意図をふまえ,数学III「平面上の曲線と複素数平面」を教材とした学習効果の創出について論じた。今回,新学習指導要領の数学IIIで扱われる「平面上の曲線と複素平面」の授業法に関連させて,オーム貝の持つ対数螺旋を教材とする授業を設計した。成長原理に従順であると言われるオーム貝に潜む数学的性質は,数学の面白さの現れている一つの例である。そこで,視覚的教材の効果を意識し,プログラム言語Visual C++により画像処理を施したオーム貝を用いて対数螺旋の方程式を導かせ,図形の秘める数学的性質「自己相似性」から生じる動画をMathematicaを用いて受講生に作らせた。その結果,動画作成という主体的な学び方による効果が大きく作用し,対数螺旋が見せる不思議な動きについて,多くの学生が数学的にきちんと学ぶことができ,「数学的活動を通して」数学のよさを体感できたと判断できる。また,対数螺旋から生じる不思議な動きを視覚的に解明したことで,現代社会の中で人工的に作り出されている動きに数式が深く係わっていることを実感させる効果もあり,数学の現代社会への関わり方の可能性を受講生に実感させることができた。視覚的な支援の有効性を前向きに考え,より多くの実践を体験することで,生徒にわかりやすい数学教育が可能にできる。視覚的教材の導入におけるテクノロジー活用を通し,「数学的活動を通して」数学の楽しさや数学のよさを受講生自身がより実感できるように,数学科教育法の指導の中でも重要視していきたい。
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分類 (2件):
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科学技術教育  ,  CAI 

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