抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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富士通は,これまでの製品・サービスを提供する側,される側といったメーカとお客様という関係性である価値提供型のビジネスから踏み出して,ICT利活用の新しい可能性を生み出すイノベーションに向けて,ソーシャルな価値観の共有や新たな発見や気づきを開発に取り込む共創プロセスに着目した。そこでは,お客様企業や自治体,利用者のみならず,行政,NPO法人をも交えた新たな製品・サービスの開発を実践している。そのプロセスを実践する中で,共感を起点にした合意形成や,集合知でのアイデア創出のスピードアップ,社会との関係性づくりなどいくつかのメリットや効果を実感している。加えて,連続的・継続的にイノベーションを創出し続けるための企業活動の基盤として,フューチャーセンターなどのオープンなコミュニティ形成にも着目している。本稿では,イノベーション創出に向けた取組みとして,実践を通じて見えてきたデザイン思考を活用した共創プロセスとその効果を紹介する。更にイノベーションを継続的に生み出すための仕組みとして必要と考える活動基盤についても紹介する。(著者抄録)