抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヘリカル型核融合原型炉FFHR-d1のマグネットに適用できる100kA級高温超伝導導体の開発を行っている。2012年8月に定格電流30kA級となる導体サンプルを製作した。幅10mmのGdBCOテープ線材20枚を単純積層して銅ジャケット内に収め,外側にステンレスジャケットをボルト締めで覆って導体とした。これを長さ1.5mのレーストラック形状の短絡サンプルとして,2本の直線部のうち1本に機械式ラップ接続を施した。通電試験の結果,温度20K,外部磁場6Tにおいて,50kAの臨界電流を確認したが,1分程度のパルス通電であった。また,4Kにおける高電流トライでは接続部からクエンチした。2013年3月に接続部を改良したサンプルを製作して再試験を行ったところ,20分以上の連続通電を行うとともに,4Kにおいて70kAを達成した。併せて,臨界電流の磁場依存性を連続的に測定することにも成功した。本講演でまず全体概要を述べる。(著者抄録)