抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成24年度の農業白書を踏まえ,以下の3点について概説した。1)世界の食料需給;栄養不良人口の絶対数は減少しなかったが割合は減少した。食料需給見通しは今後も逼迫基調で推移すると見られ,特に穀物は単収を高め増産が必要である。2)TPP;参加によって経済全体で実質GDPが3.2兆円増加し,農林水産生産額は3兆円の減が見込まれる。内訳は米1兆円,豚肉5千億円,牛肉4千億円,牛乳乳製品3千億円である。3)食料消費の構造変化;貿易時自由化による食料自給率低下が懸念される。白書では少子高齢化,女性の社会進出,単身世帯の増加,健康志向,宅配サービス,アジアの和食ブーム等を考慮して食料消費構造の変化が分析された,など。