抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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特に現代女性の発病率の高い生理痛や生理不順は中医学において”月経病”と総称される。その原因として,めまぐるしく展開する仕事環境の中で精神的な緊張が長く続き,体内ホルモンの分泌や自律神経の乱れによる場合が多い。中医学の基礎概念である陰陽五行学説に基づき,健康管理や病気治療のために食材の持つ様々な機能を組合わせて作った”薬膳茶”を飲むことで,人が本来もっている臓器の機能を回復させ,身体の内部を整えることで月経病に対する予防ができると考えている。月経病の診断基準,血虚タイプ,お血タイプ,肝鬱気滞タイプ,血寒凝滞タイプ,気虚タイプ(牌気虚タイプ・腎気虚タイプ),血熱タイプ及び痰湿タイプ,の7タイプについて記述した。さらに最近の中国・上海の事情を略述したほか,女性の生理不順から美容にまで効果があるとされる味噌を題材にした落語の”味噌蔵”について紹介した。