抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2011年3月11日に発生した東日本大震災では,岩手・宮城・福島の3県で約2,200万トンもの災害廃棄物が発生したと言われている。大量に発生した災害廃棄物は,速やかに仮置場へ移動させたり,選別と処理・処分を行う必要がある。それを効率的に進めるためには,災害発生後のなるべく早い時期に災害廃棄物量を正確に推計できることが不可欠である。そこで本研究では,住宅情報と被災マップをもとに,GISと画像処理を援用することによつて市町村単位での災害廃棄物量を推計した。その結果,推計値は岩手県や環境省が報告している推計値と良い一致を示した。さらに,推計された廃棄物量を用いて,被災地と仮置場の距離から輸送適正度を評価し,輸送量も考慮して仮置場の適正度を評価する方法を提案した。(著者抄録)