抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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優れた機械的性質を発現できることが知られている粒子分散型セラミックスの製造方法として自己生成型の手法の導入を試みた。目標とするセラミックスはSi
3N
4-TiNで後者の微細分散を期待している。実験においては出発原料としてSi,TiN,TiCおよびTiO
2を用い,それらの混合圧粉体を窒素雰囲気中において焼結した。焼結では助剤としてAl
2O
3+Y
2O
3を5mol%用いた。焼結は1350°C,20hの条件でまず行ない,原料の窒化を図った。その後,1350°C以上の温度において一軸ホットプレス処理を行なった。得た焼結体について曲げ試験および破壊靭性評価を実施した。また,結晶構造解析および微細構造観察も実施した。これらの実験から,Si+TiC+TiO
2を出発原料とした場合,最終焼結体としてSi
3N
4-TiNを得ることができ,TiNはサブミクロン粒子であり,これにより破壊靭性が向上することを明らかにした。