抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の公式サイトへのDDoS攻撃に対する2004~2006年の対応経過を報告した。これはテレコムアイザック推進会議が中心となり,ISP各社,マイクロソフト,アンチウィルスベンダや日本国政府までを巻き込んだ取り組みである。2004年4月にACCSを使うレンタルサーバが,過剰なアクセスを行うマルウェアによりダウンしたことが報告された。攻撃通信のデータの収集と分析の経過を含めた対応を詳しく述べた。そしてDDoS攻撃対策装置(ファイアウォール)の導入が提案されたが,コスト的な課題も明らかになった。また攻撃そのものを減らす対策として,マルウェアの感染ツールの開発の取り組みなども報告した。ネットワークの安定運用に関するISPと利用者,さらに国の役割についても考える時期にきている。