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J-GLOBAL ID:201302237217988637   整理番号:13A0779516

コロイド状CdSe/CdS擬II型量子ロッドにおけるコアシェル光学遷移の2光子誘起青方偏移

Two-Photon-Induced Blue Shift of Core and Shell Optical Transitions in Colloidal CdSe/CdS Quasi-Type II Quantum Rods
著者 (8件):
資料名:
巻:号:ページ: 2443-2452  発行年: 2013年03月 
JST資料番号: W2326A  ISSN: 1936-0851  CODEN: ANCAC3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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コロイド状のCdSe/CdSコアシェルナノ結晶からなるヘテロ構造量子ナノロッドを作製し,その2光子吸収光学遷移のスペクトル依存性を,ルミネセンス励起分光を用いて調べた。その結果,ナノ結晶試料における2光子吸収は,欠陥状態が媒介した多段階線形吸収としては説明できず,純粋に非線形光学遷移であることが分かった。また,CdSe/CdSコアシェル量子ロッドの光学吸収断面積は,105GM(1GM=10-50cm4s・phot-1)のオーダーの非常に大きな数値を示した。一方,2光子誘起ルミネセンス励起スペクトルは,コアおよびシェルを構成する部分の両方からの遷移ともに,通常の1光子吸収ピークに対して強い青方偏移を示した。これらの実験結果を,1光子と2光子遷移に対して異なるパリティ選択則を用い,また,基底状態1光子吸収に近い2光子遷移に対して,小さな振動子強度を仮定したk・p計算により説明することができた。鉛カルコゲン化物量子ドットが異方的な正孔質量を持つことから生じるバンド異方性,および,ロッド形状に起因する電子波動関数の対称性の明確な簡約化のために,光学選択則の破れが予想されたが,そのような兆候は観測されなかった。また,CdSシェル内に内包されたCdSeコアサイズがある一定の大きを超えると,異方性が原因となってP電子状態が分裂することがわかった。本研究は,コアシェル構造の大きさとI型から擬II型キャリア局在化への同時遷移を変えることにより,バンド端2光子吸収を制御できることを明らかにした。
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分類 (1件):
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半導体のルミネセンス 

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