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J-GLOBAL ID：201302237220167083   整理番号：13A0718035

クラウド時代の新暗号技術「関数型暗号」の開発

著者 (2件)： 酒井康行 (三菱電機 情報技総研) ,  高島克幸 (三菱電機 情報技総研)
資料名： ニューメディア開発協会研究成果レポート
号： 29  ページ： 48-49  発行年： 2013年03月15日 
JST資料番号： J1564A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プライバシー情報や機密性の高いデータをサーバ側に渡して情報処理を行うクラウドではサーバ上の不正操作や,管理ミスによる情報漏洩に対応できるより先進的な暗号が必要とされる。本論文では,データを暗号化して盗み見を防止するだけでなく,暗号-復号のロジックを規定することでアクセス制御も実現できる関数型暗号の開発について述べた。例えば機密情報管理システムでは暗号文に属性情報の条件式を指定して暗号化し,属性情報に応じた復号鍵を用いて復号できる。また,コンテンツ配信において「アニメーションor教育」という条件式を持つ復号鍵を1000円で購入した視聴者は,「アニメーション,1000円」といった属性情報で暗号化されたコンテンツを視聴できる。一方,「スポーツor教育」の復号鍵を5000円で購入しても視聴できないなど,様々な利用形態に対応できる。さらに,従来のディジタル署名では個人が特定されることで行動履歴が明らかにされるなどの問題が生じるが,関数型暗号を応用する属性ベース署名では属性の条件式を用いてディジタル署名を生成でき,プライバシーを守りつつ一定の身元保証が行える利点を論じた。

シソーラス用語： *暗号 ,  *アクセス制御 ,  *計算機利用 ,  インターネット ,  復号化 ,  暗号鍵 ,  情報配布 ,  ディジタル署名 ,  記録 ,  属性 ,  プライバシー ,  保証
準シソーラス用語： *関数型暗号 ,  *クラウドコンピューティング ,  暗号化 ,  復号鍵 ,  コンテンツ配信 ,  行動履歴 ,  身元保証

分類 (3件)： 符号理論  (ND02030R) ,  データ保護  (JD01020V) ,  その他の情報処理  (JE15050M)

タイトルに関連する用語 (4件)： クラウド ,  暗号 ,  関数 ,  開発