抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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機構部品の摺動において構成する摺動面の表面形態はその特性に強く影響する因子であり,その制御のためにさまざまな表面改質が利用される。表面テクスチャリングもその一つの技術で,表面に微細なパターンを形成することで見かけ上の表面物性の変化を得るものである。本研究においては,レーザ加工によって形成したメゾスケールの表面テクスチャがトライボロジー特性にどのような影響を与えるかを調べた。摺動材料として窒化ケイ素およびダイヤモンド状炭素(DLC)膜を選定し,その表面にYVO
4パルスレーザで様々な径のディンプルを加工しリングオンディスク方式の摺動試験を実施した。摺動試験では潤滑剤として,窒化ケイ素の場合には水,DLCでは無極性無添加潤滑油を用いた。これらの実験から,ディンプルの配列による表面テクスチャリングは摩擦特性の改善に極めて有効であることを明らかにした。