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J-GLOBAL ID：201302237428579156   整理番号：13A0536367

チューリップ花弁ではプログラム細胞死が表皮細胞よりも葉肉細胞のほうが早く始まる

Programmed cell death begins earlier in the mesophyll cells of tulip petals than in the epidermal cells

著者 (3件)： MOCHIZUKI-KAWAI Hiroko (NARO Inst. of Floricultural Sci. (NIFS), Tsukuba 305-8519, JPN) ,  SHIBUYA Kenichi (NARO Inst. of Floricultural Sci. (NIFS), Tsukuba 305-8519, JPN) ,  ICHIMURA Kazuo (NARO Inst. of Floricultural Sci. (NIFS), Tsukuba 305-8519, JPN)
資料名： Postharvest Biology and Technology  (Postharvest Biology and Technology)
巻： 79  ページ： 9-12  発行年： 2013年05月 
JST資料番号： W1912A  ISSN： 0925-5214  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 組織学的観察によると,プログラム細胞死(PCD)の開始は花弁の葉肉細胞のほうが表皮細胞よりも早く生じるが,葉肉細胞におけるPCDの開始に関する生化学研究は少ない。そこで,著者らはチューリップの花弁から表皮細胞と葉肉細胞を別々に採取し,生化学的手法を用いてこれら2種類の組織におけるPCDの開始について調べた。その結果,葉肉細胞ではDNAの断片化(ラダリング)および細胞の崩壊が花弁の萎れが視認される前に始まっていたが,その時点の表皮細胞ではDNAの断片化は認められなかった。老化中の蛋白質含量と総プロテイナーゼ活性の変化も,PCD開始が表皮細胞で生じる前に葉肉細胞で生じるという結論を裏付けた。本研究は,組織学的観察とともに複数の生物学的分析手法を用いてチューリップ花弁の表皮細胞よりも葉肉細胞の方が早くPCDが開始することを示した初めての研究である。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *チューリップ ,  *花弁 ,  老化 ,  萎れ ,  植物細胞 ,  細胞 ,  *アポトーシス ,  植物タンパク質 ,  組織中濃度 ,  プロテイナーゼ ,  酵素活性度 ,  経時変化 ,  DNA鎖切断
準シソーラス用語： DNAラダリング ,  DNA断片化 ,  *プログラム細胞死 ,  表皮細胞 ,  葉肉細胞

分類 (3件)： 植物生理学一般  (EH02010Y) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  植物の生化学  (EH01050J)

タイトルに関連する用語 (5件)： チューリップ ,  花弁 ,  プログラム細胞死 ,  表皮細胞 ,  葉肉細胞