抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,格子状道路モデルを用いた国土係数理論の導出と日米英の地域別道路総延長の比較について報告した。先ず,格子状道路モデルを用いた国土係数理論の導出に関し,地域道路量,人口と発生交通量,走行速度,起終点間経路,平均移動時間,地域住民の時間短縮の効用と道路維持管理費用,国土係数理論の導出を報告した。次に,日英米3カ国の実データへの適用に関し,3カ国の地域別幹線道路総延長と人口×面積の平方根散布図,アメリカの理論値とデータの差等を報告した。更に,日英米の幹線道路総延長の比較に関し,3つの道路種別区分,道路種別区分別の国土係数等を報告した。加えて,費用と便益のデータから試算した国土係数と回帰直線の傾きの比較に関し,我が国の費用やトリップ数などのデータから導出する国土係数が妥当なのかどうか検証することが目的であること等を報告した。最後に,本稿では,格子状道路モデルを用いて国土係数理論を導出し,日米英のデータに適用し,そのあてはまりのよさについて調べたこと,今後は,モデルの改善などについて検討しつつ,地域間の道路量を比較する手法として国土係数理論をより有用なものにすること等を報告した。