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J-GLOBAL ID：201302237879180303   整理番号：13A0057391

消雪設備に水熱源ヒートポンプを併設したハウス暖房の暖房コストおよびCO₂排出量の削減効果

The Effects of Energy Saving for Greenhouse Heating in Water Heat Pump System Combining Snow Melting Equipment

著者 (4件)： 大橋慎太郎 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  中野和弘 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  田口弘毅 (新潟大 農) ,  古野伸典 (山形県庄内総合支庁)
資料名： 農業施設  (Journal of the Society of Agricultural Structures, Japan)
巻： 43  号： 4  ページ： 123-130  発行年： 2012年12月25日 
JST資料番号： L0964A  ISSN： 0388-8517  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積雪寒冷地域におけるハウス栽培において,冬期暖房用燃料の高騰により暖房コストの低減が熱望されている。また,地球温暖化効果ガスとしてCO₂排出量の削減が喫緊の課題となっている昨今,化石燃料を使用しないヒートポンプ技術の応用が再注目されている。特に積雪寒冷地域ではデフロストのない水熱源ヒートポンプの応用が期待される。水熱源ヒートポンプの性能向上は目覚ましいが,熱源のための井戸掘削費用等の負担が課題となり普及に至っていない。そこで積雪寒冷地域の生活基盤として普及している既存消雪設備を利用した水熱源ヒートポンプシステムを構築した。灯油式ボイラによるハウス環境制御と比較し,栽培環境の再現性,暖房コスト,CO₂排出量,暖房コストに消雪コストを含めたトータルコストから本研究で構築した水熱源ヒートポンプシステムの導入効果を評価した。その結果,積雪寒冷地域において暖房コストおよびCO₂排出量削減に貢献するシステムであることが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ヒートポンプ ,  *融雪 ,  *栽培施設 ,  温室 ,  暖房 ,  *システム ,  温室効果ガス ,  二酸化炭素 ,  化石燃料 ,  *暖房システム

分類 (2件)： 作物栽培施設  (FB03040V) ,  ヒートポンプ  (PC03020M)

引用文献 (14件)：

• 古野伸典. 空気熱源ヒートポンプの室外機凍結時における運転特性と地下水熱源ヒートポンプとの性能比較. 農業施設学会講演要旨集, 2011. 2011, 87-88
• 林真紀夫. 温室におけるヒートポンプ利用 (1) 暖房システム. 農業気象. 1983, 38, 4, 379-387
• 林真紀夫. 温室におけるヒートポンプ利用 (2) 夏期夜間冷房. 農業気象. 1983, 39, 3, 181-189
• 林真紀夫. 施設園芸における省エネルギー技術とヒートポンプ. 農業電化. 2010, 63, 4, 2-4
• LUND, John W. Directutilization of geothermal energy 2010 worldwide review. Geothermics. 2011, 40, 3, 159-180

タイトルに関連する用語 (6件)： 消雪 ,  設備 ,  水熱源ヒートポンプ ,  ハウス ,  暖房 ,  CO2排出量