抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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学習院大学計算機センターも24時間365日無停止での運用が求められている。実現には24時間365日の監視体制が必要であるが,現在の人員・体制では不可能である。管理者が学内に不在の場合でもセキュアなリモートアクセス環境が提供されていれば,ある程度の対応が可能となる。既に,試験的にリモートアクセス環境を構築し,遠隔からのシステム管理などに一部利用しているが,汎用性は高いとは言えない。そこで,本研究では既存の環境をさらに発展させ,利便性が高く,よりセキュアなリモートアクセス環境の構築と評価,および一般ユーザーも遠隔地から比較的簡易に利用できる環境の構築と評価を目的とした。VPNサーバー環境および学内の接続先環境を構築し,さまざまなOSからの接続性,利便性などを調査した。また,接続完了後に5つのRDPアプリケーションを利用し,一般ユーザーが学外から学内のWindowsドメイン環境を利用する場合の利便性を調査した。その結果,PPTPを利用したVPN接続は比較的さまざまなプラットフォームに対応し接続性が良いことが確認できたが,この接続の認証に利用しているMS-CHAPv2の脆弱性が報告され,セキュアなサービスとして一般に提供することができなくなった。このため,今後接続性の良い代替手段を検討する必要が出てきた。