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J-GLOBAL ID:201302239052732619   整理番号:13A1857494

子実収量と窒素利用効率の両方を上昇させるための予備的精密イネ管理システム

A preliminary precision rice management system for increasing both grain yield and nitrogen use efficiency
著者 (12件):
資料名:
巻: 154  ページ: 23-30  発行年: 2013年12月 
JST資料番号: W1910A  ISSN: 0378-4290  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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統合精密作物管理は食糧安全保障と持続可能な開発の両方に寄与する可能性がある。食糧安全保障と持続可能な開発の両方を保証する方法は21世紀で最も大きな問題の1つである。貴重な農業資源は効率的に用いられておらず,残念ながら多くの量が無駄にされている。精密農業は作物収量,資源利用効率を改善する可能性があり,同時に環境を保護する。しかし,現存の精密農業研究は収量に対する影響はほとんど考慮せず,主に資源利用効率の改善に焦点をあてている。本報告で筆者らは,地区特異的栄養素管理と乾燥湿潤交互灌漑を組み合わせて予備的統合精密イネ(Oryza sativa L.)管理(PRM)システムを開発し,移植密度を最適化し,収量と窒素(N)利用効率(NUE)の両方を上昇させることを目的とした。これを中国東北部で2010年と2011年に実施した現地プロット試験において,栄養素と水管理を最適化した高効率システム(HEM),移植密度と水管理を最適化した高収量システム(HYM)および農民の実践(FP)と比較した。さらに,3か所の現地実証試験を2010年に実施してシステムを評価した。この結果,本PRMシステムはFPよりも子実収量を10%,NUEを51~97%上昇させた。現地試験結果では本システムは収量を16%,N農学的効率を27%上昇させた。HEMシステムは収量に有意な影響を与えずにFPよりもNUEを46~63%上昇させた。HYMシステムはFPよりも収量を11%,NUEを19~89%上昇させた。HEMシステムと比較してPRMシステムは子実収量を10%,NUEを1~33%上昇させた。HYMシステムと比較して,PRMシステムは同等の収量を達成させたが,NUEは5~27%上昇させた。予備的統合PRMシステムは高効率または高収量管理システムのどちらよりも子実収量とN利用効率の両方を最適化できると結論した。本研究は食糧安全保障と持続可能な開発に同時に寄与する精密作物管理の可能性を実証した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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稲作  ,  農業経済,農業経営 
タイトルに関連する用語 (5件):
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