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J-GLOBAL ID：201302239333324552   整理番号：13A0630701

低炭素型森林収穫システムにおける合理的路網規格配置-主伐評価に基づく大型フォワーダによる車両系短幹作業システムの例-

Rational planning of forest-road networks based on low carbon-A study of large forwarder short-wood vehicle logging system based on the final felling evaluation-.

著者 (4件)： 澤口勇雄 (岩手大 農) ,  佐々木一也 (岩手大 農) ,  立川史郎 (岩手大 農) ,  上田真奈美 (北海道オホーツク総合振興局)
資料名： 森林利用学会誌  (Journal of the Japan Forest Engineering Society)
巻： 28  号： 1  ページ： 91-98  発行年： 2013年01月31日 
JST資料番号： L3308A  ISSN： 1342-3134  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低炭素型森林収穫システムを構築するために,マチュース理論を適用し,大型フォワーダによる車両系短幹作業システム対応した森林収穫システムのあり方を合理的路網規格配置から検討した。CO₂排出関数は,路網作設,木寄集材,集搬,運材の合成関数とした。森林収穫システムとして,利用区域森林面積が大きくなるにつれて作業路型,作業道型,林道型が選択された。移行選択が行われる面積は,作業路型から作業道型100~150ha,作業道型から林道型が2,500~5,000haとされた。この面積は,経済合理性から考えられた選択面積よりも相当広い。低炭素型森林収穫システムには低規格路網が選好され,CO₂基準による路網規格と利用区域面積基準の関係が示された。50haでの作業路型におけるCO₂排出量は林道型の20%に過ぎないことから,林道作設における一層の削減努力が求められた。(著者抄録)

シソーラス用語： 集材 ,  *作業 ,  *林業 ,  *集材機 ,  *システム ,  *作業管理 ,  生産設備 ,  減少 ,  道路網 ,  林道 ,  運材 ,  *フォワーダ ,  路網 ,  *森林管理 ,  二酸化炭素排出量削減 ,  *産業 ,  道路
準シソーラス用語： *作業システム ,  *森林作業 ,  低炭素化

分類 (2件)： 林業一般  (FF01010M) ,  伐木,造材  (FF04000W)

引用文献 (27件)：

• 一二三雅透. 林業作業におけるエネルギー投入量とCO_2排出量. 関東森研. 2008, 59, 277-279
• 平林慧遠. 作業路の作設能率とコストに影響を与える要因. 岩大演報. 2009, 40, 161-171
• 今冨裕樹. 労働科学的視点を考慮したトラクタ集材路の幾何構造と路網密度に関する研究. 森総研研報. 1997, 373, 1-71
• 井上源基. トラクタ集材路網の配置に関する研究 (第2報) トラクタ集材ための集材路網計画法. 林誌研報. 1989, 353, 1-126
• 岩手県林業水産部. 岩手県民有林スギ収穫予想表等作成に関する基礎調査書. 1983

タイトルに関連する用語 (10件)： 炭素 ,  森林収穫 ,  路網 ,  規格 ,  主伐 ,  評価 ,  大型 ,  フォワーダ ,  幹 ,  作業システム