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J-GLOBAL ID:201302239413956312   整理番号:13A1086667

ナス(S.melongena)に雄性不稔を誘導するSolanum属の野生種におけるミトコンドリアのatpおよびcox遺伝子の構造と転写の変異

Variations in the structure and transcription of the mitochondrial atp and cox genes in wild Solanum species that induce male sterility in eggplant (S. melongena)
著者 (7件):
資料名:
巻: 126  号:ページ: 1851-1859  発行年: 2013年07月 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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ナスの異形質系統の細胞質雄性不稔(CMS)の分子的な基礎を決定するために,野生ナスと栽培ナスでミトコンドリアのATPシンターゼサブユニット(atp)およびチトクロームオキシダーゼサブユニット(cox)遺伝子のゲノム構造および転写パターンを研究した。葯が解裂しないCMSタイプかまたは花粉を生産しないCMSタイプを示す野生のSolanum属の種の細胞質を持つ異形質のナス系統を,対照として用いた栽培ナス,Solanum melongenaとともに研究した。ミトコンドリア遺伝子のサザンハイブリダイゼーションは2つのタイプのCMS間の差を示唆し,各タイプ内で完全な一致を示した。全ての野生種の細胞質パターンは栽培ナスと異なっていた。このように,6種の野生ナスとひとつの栽培ナスの細胞質は3つのグループに分けられた。両タイプのCMSの雄性不稔植物はatp1の新規な転写パターンを示したが,cox2の異なる転写パターンは葯が解裂しないタイプでのみ観察された。これらの差に基づき,筆者らはatp1領域の約4kbp断片のDNA配列を決定した。コーディングと3-近接領域が細胞質間でほとんど同じであったにも関わらず,5-近接領域は完全に異なり,各CMSタイプと栽培ナスで新規なオープンリーディングフレーム(orfs)を見出した。葯が解裂しないCMSタイプを含むSolanum kurziiの細胞質はorf312を持ち,花粉を生産しないCMSタイプのSolanum aethiopicumとSolanum grandifoliumの細胞質はorf218を持っていた。これらのorfsの転写パターンと雄性不稔の表現型発現間の対応は,これらのorfsが各CMSタイプの因果遺伝子であることを強く示唆する。Copyright 2013 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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野菜  ,  遺伝子発現  ,  生殖 

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