抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現実の映像に自由に情報を追加できるAR技術が広く利用されるようになっており,教育利用も進んでいる。著者は,学校教育においては,板書を伴う一斉授業においてこそ,学習に関する情報が効果的に子ども達に受け取られなければならないと考えている。そこで,これまでに,AR技術を利用した教材開発を通して板書による提示でのAR技術の利用について検討し,その可能性を示すとともに課題も提示した。本稿では,新たに作成したAR教材について,その概要と特徴を述べるとともに,開発に際して得られた板書用のAR教材の開発に関する知見を示す。そのひとつは,誰もが新しい技術を利用した授業を試せる環境の構築が概ね実現可能であることを示した。もうひとつは,AR技術を利用しないと実現できない教育として,加速度運動のシミュレーションと金星の満ち欠けのシミュレーションの2つの教材を作成した。そして,これらがAR技術を有効に利用した教育になりうると考えられることを示した。