文献
J-GLOBAL ID:201302240068215698   整理番号:13A1383826

氷表面から発生する振動スペクトル応答の起源:分子動力学シミュレーションとQM/MM計算から得られる知見

著者 (1件):
資料名:
巻: 15  号:ページ: 179-185  発行年: 2013年07月31日 
JST資料番号: L8101A  ISSN: 1884-6750  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報では古典分子動力学(MD)シミュレーションをQM/MM(分子内力学)計算と組合せ,氷特有の強い振動スペクトルをSFG(和周波数発生)分光法で再現し,水表面の「氷様ピーク」の実験とシミュレーション研究で明確にした結果を,MDシミュレーション,氷表面シミュレーション結果,水表面の氷様構造の存在有無にまとめ述べた。氷表面では,水と比べ水素結合領域で強い振動スペクトルが現れるが,強度の差はあれ水表面や氷/水界面でも在り「氷様ピーク」と呼ぶ。氷表面の初めてのSFGスペクトルの公表以来,主に水,水溶液界面のスペクトルと構造を検討してきた。氷表面の構造のMDシミュレーション結果に着目し,230Kでの氷スラブの密度分布を示した。二層の密度が最外層でブロード化し,氷表面融解を示唆した。次にSFGスペクトル計算結果を示した。実験と同様に氷ピーク強度が低温で強く増大すると分った。SFG分光法の確認結果から,OH(χ)バンドは,氷のような四面体構造というより,水素結合ドナーOH伸縮振動によりアクセプタ分子の電荷が移動し,更に電子状態も非等方的に進むような構造を反映すると結論した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
非金属化合物  ,  固体の表面構造一般  ,  無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  ,  分子の電子構造 

前のページに戻る