抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一の生態系を構成する物質(有機物,無機)とは異なる安定同位体比を有する隣接生態系からの異地性流入の実態を知ることが重要である。斯かる側面からC,N,O安定同位体比が有効利用されている研究事例が多い。ここでは別の二の新しい安定同位体利用技術について紹介した。1は大気降下物に由来する反応性窒素の異地性流入評価法である。珊瑚礁域において降雨により供給されるNO
3-のδ
15Nとδ
18Oに基づく発生起源解析の事例を参照した。2は1種類しかないPの異地性流入を評価する方法である。この場合,Pではなくリン酸として結合しているO安定同位体比に着目し,δ
18O
pに基づいてPの動態解析を行う手法が近年登場しており,現状を紹介した。