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J-GLOBAL ID：201302240559930267   整理番号：13A0326882

イチゴ品種「エッチエス-138」における黒斑病の発生とその病原菌の形態

Occurrence of Black Leaf Spot in Strawberry Cultivar ‘HS-138’ and Morphological Characteristics of Causal Fungus

著者 (3件)： 三澤知央 (北海道総合研究機構 農業研究本部 道南農試) ,  西川盾士 (サカタのタネ 掛川総合研究セ) ,  栢森美如 (北海道総合研究機構 農業研究本部 中央農試)
資料名： 北日本病害虫研究会報  (Annual Report of the Society of Plant Protection of North Japan)
号： 63  ページ： 92-96  発行年： 2012年12月28日 
JST資料番号： F0809A  ISSN： 0368-623X  CODEN： KNBKAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道南西部のイチゴ栽培において,主要品種「エッチエス-138」の葉に斑点性の病害が発生したので,病原菌を分離し,病原性と形態を検討した。病徴は,葉身に径3~5mmの赤褐色~暗紫色,中心が灰褐色の病変を生じ,後に拡がった。菌を分離し,イチゴ5品種に接種試験を行ったところ,上記品種および花粉親ですでに同様の報告がある「盛岡16号」は罹病し,他の3品種は発病しなかった。分生子の特徴およびAF毒素の産生から,本病害はAlternaria属菌によるイチゴ黒斑病と判断されたが,種名はAlterenaria sp.とするに留めた。

シソーラス用語： *イチゴ ,  *黒斑病 ,  植物病原菌 ,  北海道 ,  病原性 ,  *Alternaria ,  発生生態 ,  品種差 ,  耐病性 ,  毒素
準シソーラス用語： 宿主特異的毒素

分類 (2件)： 野菜  (FC03043X) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y)

引用文献 (19件)：

• 1) Dingley J.M. (1970) Records of fungi parasitic on plants in New Zealand 1966-68. N. Z. J. Agric. Res. 13 : 325-337.
• 2)福川英司・中住晴彦・川岸康司(2001)イチゴ「エッチエス-138」の特性.北海道立農試集報 81:41-44.
• 3)福川英司・田中静幸・堀内優貴・大久保進一・荒木和哉・大宮 知・中住晴彦・阿部珠代(2007)いちご新品種「道南29号」.北農 74:171.
• 4)川岸康司(2006)寒冷地—季成り性イチゴ品種の栽培と育種に関する研究.北海道立農試報告 108:1-65.
• 5)川岸康司・加藤俊介・生方雅男・阿部珠代・立川さやか・稲川 裕・福川英司(2001)イチゴ新品種「けんたろう」の育成北海道立農試集報 81:11-20.

タイトルに関連する用語 (5件)： イチゴ ,  品種 ,  黒斑病 ,  病原菌 ,  形態