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文献
J-GLOBAL ID:201302240652374692   整理番号:13A0343755

歯胚の発育におけるチモシンβ-4の多重機能的関与

Multiple functional involvement of Thymosin beta-4 in tooth germ development
著者 (10件):
資料名:
巻: 139  号:ページ: 355-370  発行年: 2013年02月 
JST資料番号: B0137C  ISSN: 0948-6143  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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サイモシンβ-4(Tβ4)は細胞骨格上のアクチンモノマー隔離に一様に関与することが知られている。著者等の以前の研究は,マウス下顎第一大臼歯の発育歯胚で歯肉上皮細胞と間葉細胞におけるTβ4mRNAの明確な,一次的そして特殊なin situ発現パターンを示した。本研究で,著者等はマウス下顎第一大臼歯の発育過程でTβ4の機能的意義を検討した。培養胎生11.0(E11.0)下顎でTβ4アンチセンス硫黄置換オリゴデオキシヌクレオチド(AS S-ODN)を用いる阻害アッセイは,歯胚の有意な成長阻害を示した。しかし,培養E15.0歯胚の成長停止はTβ4AS S-ODNを使用時に観察されなかった。Tβ4ノックダウンは,培養E11.0下顎でタイプII/III runt関連転写因子2(Runx2)とヌクレオリン(Ncl)が顕著に減少した発現レベルにつながった。著者等の以前の研究では,タイプII/IIIRunx2とNclの翻訳の阻害は培養E11.0下顎で歯胚の発育停止をもたらしたことを証明したので,Tβ4はタイプII/IIIRunx2とNcl発現の規制を介して歯胚開発の役割を果たすように見える。Tβ4ノックダウンはまた,マトリックスメタロプロテアーゼ(Mmp)-2の減少分泌と歯肉上皮mDE6細胞で減少した細胞運動活動,E-カドヘリンのアップレギュレーションをもたらした。これらの結果は,Tβ4が歯牙形成に関連する遺伝子の発現を調節することにより,歯胚の発育の初期段階で歯の上皮細胞内の複数の機能的役割を果たすことを示唆している。Copyright 2012 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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発生と分化  ,  その他の脊椎動物ホルモン 
タイトルに関連する用語 (3件):
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