抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ドイツのBergmann Automotive社は自動車用アルミニウムエンジンブロック用鋼製スリーブを主に製造し,その他に地上固定式エンジンや船舶用エンジンブロック用スリーブを鋳物の機械加工法で製作している。そのために機械加工チップが多量に発生し,これを5.5トンおよび2.2トン容量の回線周波数炉で溶解してリサイクル使用していた。本報告は,同社の溶解能力が不足したために,従来の回線周波数炉を廃して,中周波数コアレス誘導電気溶解炉を新設して溶解能力増強を図った経緯を紹介した。従来炉に比べてコアレス炉は溶湯撹拌機能を持ち,1550°Cの温度の1.8トンの溶湯を22分毎に出湯し,その時の電気エネルギー消費量はトン当たり570~580kWhである。チップを溶解してリサイクル使用する同社にとっては,コアレス誘導電気炉が最良のチップ溶解法であると述べた。