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J-GLOBAL ID：201302240894091687   整理番号：13A0919488

雲母へのフィブリノーゲンの吸着機構

Mechanisms of Fibrinogen Adsorption on Mica

著者 (4件)： ADAMCZYK Zbigniew (J.Haber Inst. of Catalysis and Surface Chemistry, Polish Acad. of Sci., Cracow, POL) ,  WASILEWSKA Monika (J.Haber Inst. of Catalysis and Surface Chemistry, Polish Acad. of Sci., Cracow, POL) ,  NATTICH-RAK Malgorzata (J.Haber Inst. of Catalysis and Surface Chemistry, Polish Acad. of Sci., Cracow, POL) ,  BARBASZ Jakub (J.Haber Inst. of Catalysis and Surface Chemistry, Polish Acad. of Sci., Cracow, POL)
資料名： ACS Symposium Series (American Chemical Society)  (ACS Symposium Series (American Chemical Society))
号： 1120  ページ： 97-127  発行年： 2012年 
JST資料番号： H0588B  ISSN： 0097-6156  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フィブリノーゲン溶液の動的光散乱,微小電気泳動及び動的粘度測定による実験データをビーズモデリングに基づく理論的アプローチの観点から分析した。フィブリノーゲン分子内の柔軟な側鎖(Aα鎖)の存在はこれらの計算で明確に認められる。フィブリノーゲン分子の主な二つの立体配座を予測した。固有粘度35及び流体力学半径10nmのフィブリノーゲン立体配座を特定した。分子の側鎖と主軸間の相互作用エネルギーを4kTと予測し,これらは逆帯電していることを確認した。しかし,pH4以下では全分子は正電荷となる。これらの予測を用いて,原子間力顕微鏡イメージングにより測定した単離フィブリノーゲン分子の雲母への吸着動力学を定量的に解釈した。さらに,エンドオン型配向におけるフィブリノーゲン分子の遷移状態の存在の仮説に基づき,フィブリノーゲン単分子層へのコロイド粒子沈着の”ホッピング”機構を提示した。この機構はフィブリノーゲン単分子層への生体粒子の固定化が血液凝固や血栓形成をきたすことを正当化するものである。

シソーラス用語： *フィブリノーゲン ,  *雲母 ,  原子間力顕微鏡 ,  物理吸着 ,  分子動力学 ,  動的光散乱 ,  *立体配座 ,  側鎖 ,  粘度 ,  流体力学的半径 ,  分子配向 ,  遷移状態 ,  *単分子層 ,  コロイド ,  微粒子 ,  電荷分布 ,  血栓症 ,  血液凝固
準シソーラス用語： コロイド粒子 ,  固有粘度 ,  粘度測定 ,  流体力学半径

分類 (2件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N) ,  線維素溶解・血液凝固  (EJ03040S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 雲母 ,  フィブリノーゲン ,  吸着