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J-GLOBAL ID:201302241364736292   整理番号:13A0022997

水素分子による処理は骨芽細胞におけるTNFα誘導の細胞損傷を緩和する

Treatment with hydrogen molecule alleviates TNFα-induced cell injury in osteoblast
著者 (4件):
資料名:
巻: 373  号: 1-2  ページ: 1-9  発行年: 2013年01月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍壊死因子α(TNFα)は,慢性関節リウマチおよび閉経後骨粗鬆症のような炎症性疾患において重要な役割を演じている。最近,新規の抗酸化剤として知られる水素ガスが,多くの病気において治療的抗炎症作用を及ぼすことが示された。本研究では,骨芽細胞におけるTNFα誘導の細胞損傷に及ぼす水素分子(H2)処理の影響を調べた。新生ラット頭蓋冠から単離された骨芽細胞を培養した。TNFαは細胞生存性を抑制し,細胞アポトーシスを誘導し,Runx2 mRNA発現を抑制し,アルカリ性ホスファターゼ活性を阻害し,これらはH2との同時インキュベーションにより逆転されることが見出された。TNFα増強細胞内活性酸素種(ROS)形成およびマロンジアルデヒド産生によるインキュベーションはNADPHオキシダーゼ活性を増加させ,ミトコンドリアROS形成の増加により特徴づけられるミトコンドリア機能を障害し,ミトコンドリア膜電位およびATP合成を減少させ,H2との同時インキュベーションにより回復されるSODおよびカタラーゼを含む抗酸化酵素の活性を抑制した。H2による処理は,NFκB経路のTNFα誘導の活性化を阻害した。そのうえ,H2による処理は,iNOS活性の阻害を通じてTNFα誘導の一酸化窒素(NO)形成を阻害した。H2による処理は,TNFα誘導のIL-6およびICAM-1 mRNA発現を阻害した。結論として,H2による処理は,酸化ストレスの減少,ミトコンドリア機能の保存,炎症の抑制およびNOバイオアベイラビリティの増強を通じて骨芽細胞におけるTNFα誘導の細胞損傷を緩和する。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
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無機化合物一般及び元素  ,  細胞生理一般  ,  サイトカイン  ,  運動器系の疾患 
物質索引 (1件):
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