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J-GLOBAL ID：201302241502449984   整理番号：13A1127314

1,4-ビス(n-プロポキシ)ピラール[7]アレーンの合成及びそのホスト-ゲスト化学

Synthesis of 1,4-Bis(n-propoxy)pillar[7]arene and Its Host-guest Chemistry

著者 (6件)： Han Chengyou (Dep. of Chemistry,Zhejiang Univ., Hangzhou) ,  Zhang Zibin (Dep. of Chemistry,Zhejiang Univ., Hangzhou) ,  Chi Xiaodong (Dep. of Chemistry,Zhejiang Univ., Hangzhou) ,  Zhang Mingming (Dep. of Chemistry,Zhejiang Univ., Hangzhou) ,  Yu Guocan (Dep. of Chemistry,Zhejiang Univ., Hangzhou) ,  Huang Feihe (Dep. of Chemistry,Zhejiang Univ., Hangzhou)
資料名： Huaxue Xuebao  (Huaxue Xuebao)
巻： 70  号： 17  ページ： 1775-1778  発行年： 2012年 
JST資料番号： H0391B  ISSN： 0567-7351  CODEN： HHHPA4  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 新タイプの大環状ホストとしてのピラール[n]アレーンが,最近ますます注目を集めるようになってきた。それらの繰り返し単位が,para位でメチレン架橋により繋がっていた。その結果,ピラー構造をしており,meta架橋カリキサレンのバスケット形状構造とは異なっていた。本稿では,ジクロロメタン中p-トルエンスルホン酸触媒を使って,1,4-ジ(n-プロポキシ)-2,5-ビス(メトキシメチル)ベンゼンの縮合により,1,4-ビス(n-プロポキシ)ピラール[5]アレーン(P5),1,4-ビス(n-プロポキシ)ピラール[6]アレーン(P6),及び1,4-ビス(n-プロポキシ)ピラール[7]アレーン(P7)を合成した。1H-NMR,(13)C-NMR及び質量分析により,それらを特性評価した。それらの1H-NMRスペクトルは違っていたが,(13)C-NMRスペクトルは類似であった。P5の内部キャビティー直径は,約4.6であり,ククルビト[6]ウリル(約5.8)及びα-シクロデキストリン(約4.7)の内径に類似していた。P6の内部キャビティー直径は約6.7であり,ククルビト[7]ウリル(約7.3)及びβ-シクロデキストリン(約6.0)の内径に類似していた。P7の内部キャビティー直径は約8.7であり,ククルビト[8]ウリル(約8.8)及びγ-シクロデキストリン(約7.5)の内径に類似していた。モデルゲストとしてn-オクチルトリエチルアンモニウムヘキサフルオロホスファートGを使って,それらのホスト-ゲスト結合特性を調べた。P6はGと錯体形成を示した。一方,GとP5間には弱い錯体形成が観察されたが,P7とG間には錯体形成が起こらなかった。クロロホルム-d中でのP6とGの等モル溶液の1H-NMRスペクトルはただ一組のピークを示した。このことは,22°Cで1H-NMR時間規模でP6とG間の迅速交換錯体形成を意味した。モル比プロットから,P6とG間の錯体形成化学量論は1:1であることが分った。更に,低解像エレクトロスプレイイオン化質量分析のピークm/z1451.7([P6G-PF6]+に対応)によって,このことを確認した。プロトンNMR滴定により,クロロホルム-d中の・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *化学 ,  触媒 ,  キャラクタリゼーション ,  錯体生成 ,  化学量論 ,  脂肪族塩素化合物 ,  スルホン酸 ,  芳香族化合物
準シソーラス用語： *1,4-ビス(n-プロポキシ)ピラール[7]アレーン ,  *ホスト-ゲスト化学 ,  特性評価 ,  錯体形成

分類 (1件)： 化学一般その他  (CA01060X)

物質索引 (2件)： ジクロロメタン ,  p-トルエンスルホン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： ビス ,  アレーン ,  ホスト-ゲスト化学