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J-GLOBAL ID：201302241886485923   整理番号：13A0915175

里山景観の長期的変化がチョウ類相に及ぼす影響の研究

著者 (1件)： 今井健介 (京都教大 教育)
資料名： 環動昆  (Japanese Journal of Environmental Entomology and Zoology)
巻： 24  号： 1  ページ： 21-25  発行年： 2013年04月30日 
JST資料番号： L1887A  ISSN： 0915-4698  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 景観変化が生物に及ぼす影響の把握は,生態系の適正管理の基礎として不可欠である。ここでは,先行研究を含むデータを用い,チョウ類相の定性的ならびに定量的データ解析とGIS等による景観解析を統合し,チョウ類群集の変化と里山の景観変化を関連づけ考察した。本研究の結果において最も特徴的であったのは,開発にともなってチョウ相の構成種数が単調減少したのではなく,開発途上である1960年代に一時的な種数の増加が見られた点であった。この期間には,森林伐採跡地や荒地の創出など一時的人為的撹乱による景観の多様化が起こっており,適度な生態学的撹乱が種多様性を増加させるという中規模撹乱仮説の実証例と考えられた。

シソーラス用語： 地域 ,  *変化 ,  生態系 ,  データ解析 ,  地理情報システム ,  群集 ,  無次元数 ,  伐木 ,  擾乱 ,  生物多様性 ,  *景観変化 ,  人為的撹乱 ,  *里山
準シソーラス用語： *チョウ ,  GIS【地理】 ,  種数 ,  種多様性 ,  森林伐採 ,  生物群集

分類 (2件)： 野生生物開発  (FG01000E) ,  自然保護  (SB06000L)

タイトルに関連する用語 (5件)： 里山 ,  景観 ,  長期 ,  チョウ ,  研究