文献

J-GLOBAL ID：201302242122273421   整理番号：13A1527459

沿岸域に生育する常緑広葉樹を用いた塩水による生育実験

著者 (2件)： 伊東日向 (東京都市大 大学院環境情報学研究科) ,  吉崎真司 (東京都市大 大学院環境情報学研究科)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 39  号： 1  ページ： 117-120  発行年： 2013年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沿岸域に生育する常緑広葉樹の塩水に対する耐性を比較評価する目的で塩水による生育実験を行った。供試苗を塩水により水耕栽培し,植物体内の陽イオンの含有率を測定した。各種の耐性は部位ごとの陽イオンの含有率を測定することで評価した。実験にはクロマツ,シャリンバイ,トベラ,マサキを用いた。実験の結果,トベラが最も地上部へのNa⁺の移行が抑えられていた。従って,トベラは供試種の中で最も塩水に対する耐性が高い可能性があると結論した。(著者抄録)

シソーラス用語： *沿岸帯 ,  *広葉樹 ,  *塩水 ,  *成長 ,  水耕 ,  比率 ,  *含有量 ,  *カチオン ,  トベラ科 ,  クロマツ ,  バラ科 ,  ニシキギ科 ,  トベラ ,  マサキ ,  常緑広葉樹 ,  Raphiolepis umbellata
準シソーラス用語： シャリンバイ ,  生育実験 ,  陽イオン含有率

分類 (2件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  水圏・生物圏の地球化学  (DD01030A)

引用文献 (12件)：

• ANIL, V. S. Regulation of the uptake and distribution of Na^+ in shoots of rice (Oryza sativa) variety Pokkali : role of Ca^<2+> in salt tolerance response. Physiol Plant. 2005, 124, 451-464
• 原正利. 植生学会 東日本大震災 南三陸地域調査報告. 2011, 3-5
• 倉内一二. 塩風害と海岸林. 日本生態学会誌. 1956, 5, 3, 123-127
• LERNER, H. R. Adaptation to salinity at the plant cell level. Plant & Soil. 1985, 89, 3-14
• MATSUSHITA, N. Characterization of Na^+ exclusion mechanisms of salt-tolerant reed plants in comparison with salt-sensitive rice plants. Physiol Plant. 1991, 83, 170-176

タイトルに関連する用語 (5件)： 沿岸域 ,  生育 ,  常緑広葉樹 ,  塩水 ,  実験