文献
J-GLOBAL ID:201302242145402547   整理番号:13A1934861

結晶学,速度論およびQM/MM-PBSA結合研究によるグリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤部位のフラボノイドの親和性の供給 クリシンとフラボピリドールの比較

Sourcing the affinity of flavonoids for the glycogen phosphorylase inhibitor site via crystallography, kinetics and QM/MM-PBSA binding studies: Comparison of chrysin and flavopiridol
著者 (9件):
資料名:
巻: 61  ページ: 14-27  発行年: 2013年11月 
JST資料番号: B0937A  ISSN: 0278-6915  CODEN: FCTOD7  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
フラボノイドは,グリコーゲンホスホリラーゼ(GP),2型糖尿病の高血糖を制御するためのターゲットの新しい阻害剤として発見された。本研究では,阻害機序を解明するために,1.9Å解像度でGPb-クリシン複合体の結晶構造を決定した。クリシンは,π-スタッキング相互作用を通してPhe285とTyr613の芳香族側鎖の間にさし込んでいる阻害剤部位に収容されている。クリシンは阻害部位だけでGPbとフラボピリドールより~15倍弱く結合し,両阻害剤ともAMPに関して類似の挙動を示す。フラボピリドールのより強い親和性の供給源を特定するために,QM/MM-PBSAを用いてグライドによる分子ドッキングとポストドッキング結合自由エネルギーを算出し,比較した。ドッキングは阻害剤結合立体構造の正しいランク付けに失敗したのに対して,π-スタッキング相互作用をモデル化するためのM06-2X/6-31+G*を用いたQM/MM-PBSA法は実験結果を正しく再現させた。フラボピリドールの大きな結合親和性は,結晶複合体に採用される置換基の立体構造によって制限される脱溶媒和効果で,GPbとカチオン性4 - ヒドロキシピペリジン-1 - イル置換基の好ましい相互作用に供給されている。フラボノイドのクエルセタゲチン(アロステリック部位で結合)のためにQM/MM-PBSAを用いたさらに成功した予測は,フラボノイド結合を予測するために有用で安価なツールとしての方法論の提唱に通じるものと考えられる。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  ピランの縮合誘導体  ,  薬物の物理化学的性質 

前のページに戻る