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J-GLOBAL ID：201302242319517110   整理番号：13A1270621

DNAに触媒活性銅錯体を共有的に結合させたシスプラチンを用いる新規な触媒デザイン

Novel Catalyst Design by using Cisplatin To Covalently Anchor Catalytically Active Copper Complexes to DNA

著者 (2件)： GJONAJ Lorina (Univ. Groningen, Groningen, NLD) ,  ROELFES Gerard (Univ. Groningen, Groningen, NLD)
資料名： Chemcatchem  (Chemcatchem)
巻： 5  号： 7  ページ： 1718-1721  発行年： 2013年07月 
JST資料番号： W2356A  ISSN： 1867-3880  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ハイブリッド触媒は,高活性で選択的な触媒反応を得る目的で均質性触媒成分と生体触媒成分を結合する概念である。今回,シスプラチン誘導体のDNA結合法を用い,ニ機能性金属錯体の共有結合が関わるDNAに基づくハイブリッド触媒の新規デザインについて報告した。Pt(en)₂Cl₂(en=エチレンジアミン)を4,4-ジメチル-2,2′-ジピリジン官能基に結合することにより白金錯体を得た。さらに,サケ精巣DNA(st-DNA)と反応させ,Cu(NO₃)₂で処理して二機能性触媒(Cat-1)とした。Cat-1は,フリーデル・クラフツアルキル化反応とディールス-アルダー反応で評価し,良好な鏡像体過剰率(ee)値を得たが,既存のDNAに基づく触媒の超分子法と比較し,やや低かった。本方法はハイブリッド触媒に関して堅固で再生使用可能な触媒の新規戦略を示し,新規反応のDNAに基づく触媒の今後のデザインに有用であると示唆した。

シソーラス用語： DNA【核酸】 ,  触媒活性 ,  銅錯体 ,  共有結合 ,  シスプラチン ,  白金錯体 ,  エナンチオマ ,  *触媒 ,  遷移金属触媒 ,  ナノテクノロジー ,  *DNA付加物 ,  反応機構 ,  *触媒設計 ,  立体構造
準シソーラス用語： DNAナノテクノロジー ,  *ハイブリッド触媒 ,  二機能性触媒 ,  錯体触媒 ,  触媒機構

分類 (3件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  触媒の性質一般  (CB06121R) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

タイトルに関連する用語 (6件)： DNA ,  触媒活性 ,  銅錯体 ,  共有 ,  シスプラチン ,  触媒デザイン