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J-GLOBAL ID：201302242368093597   整理番号：13A1803166

Au^I錯体が媒介するシクロプロペン類の開環反応に関する理論研究

Theoretical Study on the Ring-Opening Reactions of Cyclopropenes Mediated by a Au^I Complex

著者 (6件)： RAJABI Nasir Ahmad (Islamic Azad Univ., Tehran, IRN) ,  ATASHGAH Mona Jalali (Islamic Azad Univ., Tehran, IRN) ,  BABAAHMADI Rasool (Islamic Azad Univ., Tehran, IRN) ,  HYLAND Christopher (Univ. Wollongong, New South Wales, AUS) ,  ARIAFARD Alireza (Islamic Azad Univ., Tehran, IRN) ,  ARIAFARD Alireza (Univ. Tasmania, TAS, AUS)
資料名： Journal of Organic Chemistry  (Journal of Organic Chemistry)
巻： 78  号： 19  ページ： 9553-9559  発行年： 2013年10月04日 
JST資料番号： C0328A  ISSN： 0022-3263  CODEN： JOCEAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金(I)触媒による置換シクロプロペンの開環反応において,シクロプロペン二重結合(C1とC2)の置換基の相対的なπ供与性によって,開環過程での位置選択性が決まり,そのことを,DFT計算を用いて予測できることを示した。例えば,より強いπ供与置換基がC2にあれば,金(I)触媒がC1に向かって二重結合の分極を誘導し,C1-C3結合の優先的な切断につながる。広範な置換基に関して,C1-C3結合開裂の場合とC2-C3結合開裂の場合とでの反応の活性化エネルギーの差と,C1およびC2におけるπ結合の軌道密度の差を調べたところ,両者の間に強い相関関係があることが分かった。また,金安定化アリルカチオン中間体の安定性は,開環反応エネルギーとは異なる動向に従うことが判明した。

シソーラス用語： 金錯体 ,  遷移金属触媒 ,  *開環反応 ,  二重結合 ,  置換基効果 ,  選択性 ,  *密度汎関数法 ,  ドナー ,  分極 ,  活性化エネルギー ,  化学結合 ,  *電子密度 ,  *シクロアルケン ,  触媒反応 ,  核間距離 ,  *エネルギーギャップ
準シソーラス用語： *DFT計算 ,  *HOMO-LUMOギャップ ,  パイ結合 ,  位置選択性 ,  金触媒 ,  原子間距離 ,  電子供与体

分類 (4件)： シクロプロパン系  (CF04020P) ,  環化反応,開環反応  (CF02050I) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  その他の計算機利用技術  (JE14000C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 錯体 ,  シクロプロペン類 ,  開環反応 ,  理論 ,  研究