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J-GLOBAL ID:201302242382380922   整理番号:13A0003904

フェライト鋼へのNi添加に伴う転位易動度の変化と脆性-延性遷移挙動

Change in Dislocation Mobility with Ni Content in Ferritic Steels and Its Effect on Brittle-to-Ductile Transition
著者 (6件):
資料名:
巻: 98  号: 12  ページ: 667-674 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: F0332A  ISSN: 0021-1575  CODEN: TEHAA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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脆性延性遷移(BDT)挙動を示すフェライト鋼におけるNi添加の靭性への影響については十分に明らかになっていない。本研究では,Ni濃度が0,1,2%の三つのフェライト単相極低炭素鋼を用い,衝撃試験,引張試験,歪速度急変試験および転位の離散型動力学シミュレーションを行った。これらよりNi添加によるBDT温度の低下がNi添加に伴う転位易動度の上昇によるものである事を明らかにした。以下に主な結果をしめす。1)Ni添加量の増加に伴いBDT温度は低下した。2)各温度における活性化体積と有効応力の積から転位移動の活性化エネルギーを求めたところ,Ni添加に伴いその値は低下した。このことは,Ni添加に伴い転位易動度が上昇したことを示している。3)散型転位動力学計算を用いてBDT曲線を再現した結果,転位移動の活性化エネルギーの低下がBDT温度の低下を引き起こすことを明らかにした。以上の結果より,フェライト鋼においてNi添加に伴うBDT温度の低下は,Ni添加による転位易動度の上昇によるものであると結論した。
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分類 (2件):
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機械的性質  ,  金属の格子欠陥 
引用文献 (31件):
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