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J-GLOBAL ID：201302242447496575   整理番号：12A1790696

卵細胞が分泌するEC1は重複受精の間精細胞の活性化を引き起こす

Egg Cell-Secreted EC1 Triggers Sperm Cell Activation During Double Fertilization

著者 (6件)： SPRUNCK Stefanie (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  RADEMACHER Svenja (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  VOGLER Frank (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU) ,  GHEYSELINCK Jacqueline (Univ. Zuerich, Zuerich, CHE) ,  GROSSNIKLAUS Ueli (Univ. Zuerich, Zuerich, CHE) ,  DRESSELHAUS Thomas (Univ. Regensburg, Regensburg, DEU)
資料名： Science  (Science)
巻： 338  号： 6110  ページ： 1093-1097  発行年： 2012年11月23日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 顕花植物の重複受精において,どのようにして精細胞の一つが卵細胞と融合するのか,その調節機構について検討した。Arabidopsisにおける配偶子相互作用を調べたところ,システインに富んだEC1(卵細胞1)が未授精の卵細胞の貯蔵小胞に蓄積し,精細胞が雌性配偶体に辿りつくと細胞外に分泌されることがわかった。そこで合成EC1ペプチドの効果を調べたところ,signatureモチーフ1および2に相当するペプチドの当量混合物の添加により精細胞の内膜系が応答して潜在的配偶子フソゲンのHAP/GCS1が細胞表面に再分配されることがわかった。さらに,ec1の五重変異体を用いて受精実験を行ったところ,複数の精細胞送達を阻むことにより雄性-雌性配偶子相互作用がうまくいくことがわかった。これらの結果は,相互配偶子活性化,調節性開口分泌および精細胞形質膜修飾が顕花植物の配偶んし相互作用を支配していることを示している。

シソーラス用語： *卵子 ,  *精子 ,  *受精 ,  顕花植物 ,  Arabidopsis ,  小胞体 ,  植物器官 ,  配偶子 ,  膜融合 ,  タンパク質 ,  アミノ酸配列 ,  *エキソサイトーシス
準シソーラス用語： *EC1 ,  GCS1 ,  HAP ,  signatureモチーフ ,  アミノ酸モチーフ ,  フソゲン ,  *開口分泌 ,  雌性配偶子 ,  雌性配偶体 ,  *重複受精 ,  精細胞 ,  貯蔵小胞 ,  配偶子相互作用 ,  雄性配偶子 ,  卵細胞

分類 (1件)： 発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (5件)： 卵細胞 ,  分泌 ,  重複受精 ,  精細胞 ,  活性化