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J-GLOBAL ID：201302243022183421   整理番号：13A0762267

天然乾燥と人工乾燥を組み合わせたスギ心去り正角・平角材の乾燥性能

著者 (4件)： 星川健史 (静岡県森林研セ) ,  池田潔彦 (静岡県森林研セ) ,  鈴木祥仁 (愛知県森林セ) ,  齋藤周逸 (森林総合研)
資料名： 日本木材学会大会研究発表要旨集(完全版)(CD-ROM)  (日本木材学会大会研究発表要旨集(CD-ROM))
巻： 63rd  ページ： ROMBUNNO.E27-05-0945  発行年： 2013年 
JST資料番号： L1221B  ISSN： 1349-0532  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 今後,供給の増加が見込まれるスギの大径材から製材可能な心去り正角・平角材について,天然乾燥(2~4ケ月)と人工乾燥(乾球温度80~95°C)を組み合わせた乾燥を試みた。乾燥前後の正角・平角材の含水率は,原木(全乾法)で121[88,142]%,120[83,161]%(中央値[四分位範囲])であったものが,人工乾燥後には,13[11,19]%,9[8,10]%となった。人工乾燥後の曲がりは,正角では0.8[0.3,2.7]mm/m(中央値[最小値,最大値]),平角では0.8[0.3,2.7]mm/mとなった。正角・平角いずれも天然乾燥・人工乾燥によって曲がりが増加した。乾燥後の表面割れ長さ合計は,正角材で199[64,594]mm(中央値[四分位範囲]),平角材で4086[2394,4954]mmとなった。正角材についてはほとんど表面割れが目立たない程度であったが,平角材の表面割れ長さ合計は,心持ち材より大きくなった。しかし,心去り材では軽微な割れが多かった。本研究の乾燥方法によるスギ心去り材の生産は有効な手法であると結論された。(著者抄録)

シソーラス用語： スギ材 ,  *木材 ,  *乾燥 ,  木材加工 ,  乾燥収縮 ,  反り
準シソーラス用語： 正角材 ,  平角材 ,  木材乾燥

分類 (2件)： 製材・加工  (FF05032S) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 天然乾燥 ,  人工乾燥 ,  スギ ,  心 ,  角 ,  平角材