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J-GLOBAL ID：201302243080410080   整理番号：13A0080747

超音波を用いた木材中の虫害痕の探知と駆除への応用

Detection of in-wood insect galleries by ultrasonic vibration and application to the on-site treatment

著者 (2件)： 大塚哲郎 (日本大 生産工) ,  川上裕司 (エフシージー総合研究所)
資料名： 都市有害生物管理  (Urban Pest Management)
巻： 2  号： 2  ページ： 91-97  発行年： 2012年12月20日 
JST資料番号： L1939B  ISSN： 2186-1498  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木材中に潜んでいる害虫の除去をする場合,木材の形状や物理的特性を損なわずに除去されることが望ましい。輸入された加工材木に潜んでいる害虫の駆除は非常に困難であり,検疫といった観点からも重要である。方法の一例として化学的防除法があるが,環境に配慮する必要がある。本研究では超音波振動エネルギーを木材表面から伝搬し,そのエネルギーが熱エネルギーに変換されることを利用して,ヒラタキクイムシ及びアメリカカンザイシロアリ加害材の温度分布を測定した。その結果,食害痕を推定して開けた人工穴周囲の温度は上昇し,加害木材を使用した実験ではシロアリ食害痕周囲の温度分布が高いことが分かった。これより,非接触で食害痕の形状を大まかに推定できることが分かり,また食害部分を40°C以上に加熱することが可能となり,木材内部にいるシロアリ等の殺虫が可能となることが示唆された。従ってこの方法の利用は,安全で環境に配慮した新たな害虫防除方法として期待できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  害虫 ,  *害虫防除 ,  *超音波 ,  超音波応用 ,  超音波検査 ,  超音波振動 ,  食害 ,  痕跡 ,  虫害 ,  温度分布 ,  非接触測定 ,  形状測定 ,  加熱 ,  ヒラタキクイムシ科 ,  シロアリ ,  ナガシンクイ科
準シソーラス用語： アメリカカンザイシロアリ ,  ヒラタキクイムシ ,  食害痕 ,  虫害痕

分類 (3件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B) ,  昆虫・ダニによる植物被害  (FC04072U) ,  物理的防除一般  (FC05041D)

タイトルに関連する用語 (6件)： 超音波 ,  木材 ,  虫害 ,  探知 ,  駆除 ,  応用