文献

J-GLOBAL ID：201302243252312670   整理番号：13A1367765

高温での軟鋼のCO₂腐食に及ぼすpHの効果

Effect of pH on CO₂ Corrosion of Mild Steel at Elevated Temperatures

著者 (3件)： TANUPABRUNGSUN Tanaporn (Ohio Univ., OH, USA) ,  BROWN Bruce (Ohio Univ., OH, USA) ,  NESIC Srdjan (Ohio Univ., OH, USA)
資料名： Corrosion Conference and Expo  (Corrosion Conference and Expo)
巻： 2013 Vol.2  ページ： 1084-1094  発行年： 2013年 
JST資料番号： D0794B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 石油や天然ガスの生産井戸において使用される鋼材は腐食の影響を受ける。このため多くの研究がなされてきたが,比較的高温(80~200°C)での研究は少ないのが現状である。本研究においては,この観点からこのような温度範囲での二酸化炭素(CO₂)腐食に及ぼすpHの影響を調べた。実験は,パイプライン用鋼X65を供試材とし,飽和CO₂を有する1%NaCl溶液を用いオートクレーブ中において温度を80,120,150および200°C,pHを4.0と6.0にして腐食試験を実施した。腐食評価は電気化学的測定法(EISおよびLPR)と表面分析(SEM-EDX)によって行なった。この結果,試験温度範囲ではpHが低いほど腐食速度は大きいことおよび腐食生成物は主としてFeCO₃であり,150°C以上では一部Fe₂O₃も形成することを明らかにした。

シソーラス用語： *パイプライン用鋼 ,  *塩水 ,  *腐食 ,  pH【水素イオン指数】 ,  加熱温度
準シソーラス用語： *二酸化炭素腐食

分類 (1件)： 腐食  (WB03030B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 軟鋼 ,  CO2 ,  腐食 ,  pH