文献

J-GLOBAL ID：201302243378597492   整理番号：13A0521865

報酬付けP2P VoDストリーミングのための受益値を用いたピース・レンディング方式

Piece Lending Scheme Using Benefit Value for Incentivized P2P VoD Streaming

著者 (3件)： 遠藤伶 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  高山和幸 (慶応大 大学院理工学研究科) ,  重野寛 (慶応大 大学院理工学研究科)
資料名： 情報処理学会論文誌ジャーナル(CD-ROM)  (情報処理学会論文誌 論文誌ジャーナル(CD-ROM))
巻： 54  号： 2  ページ： 529-537  発行年： 2013年02月15日 
JST資料番号： Z0778B  ISSN： 1882-7837  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： P2P VoDストリーミングでは,ピアに積極的にデータを送信させて配信サーバの送信負荷を下げるために,データ送信量に応じた量だけデータ受信を許可するという,報酬付けアルゴリズムが広く導入されている。しかし,既存のP2P VoD向け報酬付け手法では,サービスに参加直後のピアが,配信サーバによる補助なしにピア間のピース交換に参加できない。本論文では,新規参加ピアにデータの受信権を貸し付けて,後からその分の貢献を取り立てる仕組を導入することで,ピアの送信帯域使用率を向上させるピース・レンディング方式を提案する。ピース・レンディング方式では,連続再生可能な受信済みピース量として定義される受益値を用いた報酬付けにより,ピース貸付の仕組を実現する。また,シミュレーションを行い,ピース・レンディング方式の有用性をピア帯域使用率,再生開始遅延などの点から示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *インターネット ,  ストリーミング ,  *VOD【ビデオオンデマンド】 ,  *動画像 ,  アルゴリズム ,  記録再生 ,  賃金 ,  計算機シミュレーション ,  帯域幅 ,  システム評価 ,  評価試験
準シソーラス用語： *ピーツーピーネットワーク ,  ビデオストリーミング ,  *ビデオ画像 ,  報酬

分類 (3件)： 無線通信一般  (ND08010L) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (17件)：

• [1] Xuanjia, Q., Chuan, W., Xiaola, L. and Francis, C.M.L.: InstantLeap: Fast Neighbor Discovery in P2P VoD Streaming, Proc. ACM 19th NOSSDAV, pp.19-24 (2009).
• [2] Chao, L., Zhenghua, F., Yong, L. and Chai, W.W.: In-centivized Peer-Assisted Streaming for On-Demand Services, IEEE Trans. Parallel and Distributed Systems, Vol.21, No.9, pp.1354-1363 (2010).
• [3] Danqi, W. and Chai, K.Y.: Superchunk-Based Efficient Search in P2P-VoD System, IEEE Trans. Multimedia, Vol.13, No.2, pp.376-387 (2011).
• [4] Yufeng, S. and Kalyanaraman, S.: Hybrid video down-loading/streaming over peer-to-peer networks, Proc. IEEE International Conference on Multimedia and Expo, Vol.2, p.II-665-8 (2003).
• [5] Sharma, A., Bestavros, A. and Matta, I.: dPAM: A distributed prefetching protocol for scalable asynchronous multicast in P2P systems, Proc. IEEE INFOCOM, Vol.2, pp.1139-1150 (2005).

タイトルに関連する用語 (4件)： 報酬 ,  P2P ,  VOD ,  ストリーミング