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J-GLOBAL ID：201302243477574402   整理番号：13A0971500

パナソニックでのクロロシラン材料を用いた化学吸着単分子膜の展開

著者 (1件)： 美濃規央 (パナソニック 先端技研)
資料名： ケイ素化学協会誌
号： 29  ページ： 22-27  発行年： 2012年10月01日 
JST資料番号： L3693A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 有機単分子膜は極めて薄い膜で,膜表面に特異官能基を露出させることが出来,表面処理に有効である。この開発で成膜に精密な制御を必要とするLB膜を考えた。基材から剥離しやすいなど実用として工業生産には不向きと考えられた。自己組織化膜の代表的な化学吸着単分子膜の開発に取り組み,工業展開を可能とし,幾つかの製品にも採用された。クロロシランによる単分子膜の作成では,化学吸着単分子膜のIRスペクトル,化学吸着単分子膜とLB膜のIRスペクトルの比較,化学吸着単分子膜のTEM観察,化学吸着単分子膜とLB膜の銅めっき処理,化学吸着単分子膜の摺動特性,パターン形成,XPS等を示した。化学吸着単分子膜を適用したオーブントースタや植物成長などの実用かも紹介した。

シソーラス用語： *塩化ケイ素 ,  *化学吸着 ,  *単分子層 ,  透過型電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  Langmuir-Blodgett膜 ,  パターン形成 ,  摩擦係数 ,  X線光電子分光法 ,  表面エネルギー ,  *自己組織化 ,  含水量 ,  赤外吸収スペクトル ,  *薄膜成長 ,  動摩擦係数 ,  モノクロロシラン ,  自己集合単分子膜
準シソーラス用語： クロロシラン ,  自己組織化単分子膜 ,  水分量

分類 (1件)： 有機化合物の薄膜  (BK14070L)

引用文献 (16件)：

• Mino, N.; Tamura, H.; Ogawa, K. Langmuir, 1991, 7, 2336.
• Mino, N.; Tamura, H.; Ogawa, K. Langmuir, 1992, 8, 594.
• Sagiv, J. J. Am. Chem. Soc. 1980, 102, 92.
• Mino, N.; Ogawa, K.; Minoda, T.; Takatsuka, M.; Sha, S.; Moriizumi, T. Thin Solid Films 1993, 230, 209.
• Zisman, W. A. Adv. Chem., 1964, 43, 1.

タイトルに関連する用語 (4件)： クロロシラン ,  化学吸着 ,  単分子膜 ,  展開