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J-GLOBAL ID：201302244268889443   整理番号：13A1565547

霧島火山群新燃岳の2011年噴火による植生被害調査-噴火当年の植生の状態-

著者 (3件)： 安部哲人 (森林総合研 九州支所) ,  山川博美 (森林総合研 九州支所) ,  重永英年 (森林総合研 九州支所)
資料名： 九州森林研究  (Kyushu Journal of Forest Research)
号： 66  ページ： 40-41  発行年： 2013年03月31日 
JST資料番号： L2396A  ISSN： 1347-0779  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2011年1月,新燃岳で約50年ぶりに爆発的噴火が発生し,周辺地域に降灰被害をもたらした。この噴火による植生への影響を明らかにするため,新燃岳周辺のアカマツ林において50m四方のプロットを5箇所設置し,樹木の衰退度やサイズを記載する毎木調査を行った。衰退度は目視で落葉割合を判定することで無落葉を含む6段階で評価した。その結果,植生被害は各プロットの新燃岳からの距離に応じて変化していた。最も衰退度が大きかったのは優占種であるアカマツであり,その他の落葉広葉樹は比較的衰退度が小さかった。これらの落葉広葉樹が回復すると林床の光環境が悪化し,アカマツの更新が困難になると考えられ,今回の噴火によりアカマツ林が広葉樹林に変化する可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 火山 ,  鹿児島県 ,  *噴火活動 ,  *損害 ,  *衰退 ,  森林調査 ,  *落葉 ,  優占種 ,  広葉樹 ,  *広葉樹林 ,  環境
準シソーラス用語： *アカマツ林 ,  光環境 ,  *降灰被害 ,  *樹木衰退度 ,  *植生被害 ,  新燃岳 ,  爆発的噴火 ,  噴火 ,  毎木調査 ,  *霧島火山群 ,  *落葉割合 ,  落葉広葉樹 ,  林床

分類 (3件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  自然災害  (FC04020J) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (3件)：

• 西山賢一(2012)徳島大学環境防災センター年報8:76-83.
• 井村隆介・小林哲夫(1991)火山36:135-148.
• 小田毅・須股博信(1966)日生誌16:149-157.

タイトルに関連する用語 (5件)： 霧島火山群 ,  新燃岳 ,  噴火 ,  植生 ,  被害調査