抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福井県地質図2010年版(福井県,2010)が出版された。その後も調査が続き,その一部は2011年に公表された(服部,2011)。それに引き続いて,今回は越前市南東部から池田町南西部にかけた地域の地質と足羽川中流域の地域の地質についての調査結果を報告する。越前市南東部に分布する花崗岩やそれに密接して散在している石灰岩の小岩塊群の分布についてはほとんど理解が進んでいなかった。また,池田町西部に分布し,手取層群とされている地層や足羽層,東俣層の分布(福井県,1969)についても明確にはなっていなかった。本報ではこれらの分布域の確定を行った。足羽川中流域については,手取層群を中心とした調査や,古生代石灰岩の報告が存在した。今回の補足調査により,範囲が北は境寺,南は折立,東は西市布まで拡大された。それにより,例えば,西谷流紋岩の分布域が変更になった。また,従来手取層群に含められていた一部の礫岩についての層序的位置づけを検討した。(著者抄録)