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J-GLOBAL ID：201302244983739033   整理番号：13A0495191

表面増強Raman散乱のための準3D金プラズモンナノ構造アレイにおけるFano共鳴

The Fano resonance in quasi-3D gold plasmonic nanostructure arrays for surface-enhanced Raman scattering

著者 (4件)： WANG Daqian (Univ. Washington, WA, USA) ,  WANG Daqian (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  YU Xinglong (Tsinghua Univ., Beijing, CHN) ,  YU Qiuming (Univ. Washington, WA, USA)
資料名： Proceedings of SPIE  (Proceedings of SPIE)
巻： 8457  ページ： 845717.1-845717.7  発行年： 2012年 
JST資料番号： D0943A  ISSN： 0277-786X  CODEN： PSISDG  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 表面増強Raman散乱(SERS)に用いる準三次元(Q3D)プラズモンナノ構造の反射率スペクトルに現れるFano共鳴,及びそのSERSに対する効果を調べた。このQ3D構造は電子リソグラフィーを用いて,インジウムスズ酸化物(ITO)被覆ガラス基板に金ナノディスクアレイを設けたものである。この構造の反射率スペクトルの測定結果及び時間領域有限差分法によるシミュレーション結果には,スペクトル位置の一致する離散的Fano共鳴が現れた。このFano共鳴は金ナノディスクアレイの広いプラズモンモードとITO層の狭い誘電体導波路モードとの相互作用によると説明できる。Fano共鳴はSERSにおいて放射減衰を抑制し高い電場増強を達成するが,狭い共鳴のため励起と散乱を同時に増強はできない。しかし,広いプラズモン共鳴と狭いFano共鳴を重畳させればRaman散乱を効果的に増強できる。

シソーラス用語： *表面増強Raman散乱 ,  *Fano共鳴 ,  プラズマ共鳴 ,  *金 ,  *ナノ構造 ,  三次元 ,  結晶 ,  周期構造 ,  *表面プラズモン ,  *有限差分時間領域法 ,  計算機シミュレーション ,  反射スペクトル ,  誘電体導波管 ,  *導波モード ,  *干渉 ,  *表面増強Raman分光法 ,  赤外分光法 ,  フォトニック結晶
準シソーラス用語： プラズモニック結晶 ,  表面プラズモン共鳴

分類 (2件)： 赤外・遠赤外領域の分光法と分光計  (BD07042H) ,  固体プラズマ  (BM02160W)

タイトルに関連する用語 (6件)： 表面増強Raman散乱 ,  3D ,  プラズモン ,  ナノ構造 ,  アレイ ,  Fano共鳴