文献
J-GLOBAL ID:201302245456157111   整理番号:13A1937203

オートラジオグラフィーを用いた福島第一原子力発電所起源の放射性セシウムの樹木中分布と移動解析

Determination of Local-Area Distribution and Relocation of Radioactive Cesium in Trees from Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant by Autoradiography Analysis
著者 (6件):
資料名:
巻: 12  号:ページ: 257-266  発行年: 2013年12月01日 
JST資料番号: L4596A  ISSN: 1347-2879  CODEN: JNSTAX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
福島第一原子力発電所事故後に異なる場所と時期に採取した樹木を対象として,オートラジオグラフィーにより放射性Csの局所的な分布を測定して,放射性降下物に含まれる放射性Csの樹木内移動を検討した。樹木や草木を含む除染廃棄物の保管において放射性Csによる環境への影響を評価するには,降下後の放射性Csの樹木内分布や移動を把握する必要がある。降下した放射性物質の中で半減期の長い134Cs,137Csだけとなる2011年5月以降の時期に福島県内4箇所で樹木などの試料を採取して測定対象とした。その結果,事故以前に生育した枝葉には放射性Csが共通して樹木内で斑点状に分布しているのに対して,事故後1年以降に生育した枝葉では樹木内の分布形態は樹木の種類によって違いが見られた。従って,除染廃棄物の環境への影響評価では,含有樹木の種類,採取した時期,地衣類など樹氷生物の有無を考慮する必要があることがわかった。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境の汚染及び防止 
引用文献 (20件):
  • 1) M. Chino, H. Nakayama, H. Nagai, H. Terada, G. Katata, H. Yamazawa, “Preliminary estimation of release amounts of 131I and 137Cs accidentally discharged from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant into the atmosphere,” J. Nucl. Sci. Technol., 48, 1129-1134 (2011).
  • 2) A. Omoto, ICAPP2011 Special Japan Session: Presentation (2-6 May, 2011 Nice, Fraice).
    file is available at http://www.aesj.or.jp/information/fnpp201103/icapp2011_Omoto_WEBrevision20110517.pdf
  • 3) Ministry of the Environment, Off-site Decontamination Measures, available at http://josen.env.go.jp/en/.
  • 4) F. Sakamoto, T. Ohnuki, N. Kozai, S. Igarashi, S. Yamasaki, Z. Yoshida, S. Tanaka, “Local area distribution of fallout radioanuclides from Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant determined by autoradiography analysis,” Trans. At. Energy Soc. Jpn., 11, 1-7 (2012), [In Japanese].
  • 5) K. Tanaka, H. Iwatani, A. Sakaguchi, Y. Takahashi, Y. Onda, “Local distribution of radioactivity in tree leaves contaminated by fallout of the radionuclides emitted from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant,” J. Radioanal. Nucl. Chem., 295, 2007-2014 (2013).
もっと見る

前のページに戻る