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J-GLOBAL ID：201302245867917737   整理番号：12A1804161

高分子材料設計プロセスの改革:燃料電池電解質膜への応用

Innovative High-tech Process of Polymer Design: Application to Fuel Cell Polyelectrolyte Membrane

著者 (1件)： 諸星圭 (トヨタ自動車(株))
資料名： 高分子論文集  (Japanese Journal of Polymer Science and Technology)
巻： 69  号： 8  ページ： 493-501 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： G0122A  ISSN： 0386-2186  CODEN： KBRBA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高分子材料を製品化につなげるには多くの要求特性を満足しなければならず,その過程で新たな高分子合成が必要となるために短期間での製品開発が難しい.高分子シミュレーションによって多くの要求特性が評価できれば,計算機の中で仮想的に高分子を合成することにより設計プロセスを大幅に効率化できる.燃料電池車用の高分子電解質膜を対象に,多くの,時には背反する特性を粗視化モデルというひとつの高分子シミュレーションによって評価できるようにした.それにより特性のひとつであるプロトン伝導度に関しては,側鎖の長い分子構造にすることで伝導度を高められることがわかった.ガスバリアー性や機械的強度が求められる高分子材料は燃料電池の電解質膜以外にも多くあるので,それらの材料でも設計プロセスの効率化に寄与することができる.(著者抄録)

シソーラス用語： *ガスバリヤ性 ,  材料設計 ,  工程 ,  燃料電池 ,  *高分子膜 ,  *高分子電解質 ,  *プロトン伝導 ,  電気伝導率 ,  機械的強度 ,  分子構造 ,  シミュレーション ,  *分子動力学
準シソーラス用語： 高分子電解質膜

分類 (1件)： 高分子固体の物理的性質  (CG02024U)

引用文献 (26件)：

• 1) T. Panagiotis, P. Javier, and R. Vijay, Electrochem. Solid-State Lett., 11, B113 (2008).
• 2) T. Kinjo, Y. Murayama, K. Imai, T. Munekata, and S. Hyodo, Kobunshi Ronbunshu, 67, 187 (2010).
• 3) G. Dorenbos and K. Morohoshi, Energy Environ. Sci., 3, 1326 (2010).
• 4) G. Dorenbos and K. Morohoshi, J. Chem. Phys., 134, 044133 (2011).
• 5) K. Morohoshi and M. Konishi, Kobunshi Ronbunshu, 68, 642 (2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： 高分子材料 ,  設計プロセス ,  改革 ,  燃料電池 ,  電解質膜 ,  応用