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J-GLOBAL ID：201302246253073687   整理番号：13A1317153

α-CoV₂O₆における磁気秩序の理論研究

Theoretical study of the magnetic order in α-CoV₂O₆

著者 (4件)： SAUL A. (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  VODENICAREVIC D. (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  RADTKE G. (Aix-Marseille Univ., Marseille, FRA) ,  RADTKE G. (Univ. Pierre et Marie Curie, Paris, FRA)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 87  号： 2  ページ： 024403.1-024403.5  発行年： 2013年01月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： スピン鎖化合物CoV₂O₆は,2種の峻別できる多形,三斜晶系γ-CoV₂O₆及び単斜晶系α-CoV₂O₆に属するように結晶化される。ここでは,単斜晶系α-CoV₂O₆相だけを対象にして,電子構造及び磁気特性をスピン-軌道結合及び軌道分極効果を含む密度汎関数計算に基づき研究する。この構造では,形状的に二価コバルトイオン(3d⁷)が,b結晶軸に沿って線形鎖を形成するように歪八面体配列端に置かれる。計算結果は,c軸に近いスピンの配向による強い磁気結晶異方性を明示し,対称性の破れ形式に基づく磁気結合の評価は,b軸に沿った強磁性鎖が,a及びcに沿った最近接鎖に反強磁性的に結合される反強磁性基底状態秩序の生成を表している。モンテカルロシミュレーションにより,この化合物の磁化曲線に観察された1/3プラトーの起源を分析し,その状態に対応する構造が,最近報告された中性子回折実験により決定された磁気構造とよく一致することを示す。

シソーラス用語： バナジウム酸塩 ,  *コバルト化合物 ,  角運動量 ,  スピン-軌道相互作用 ,  *密度汎関数法 ,  計算 ,  単斜晶系 ,  金属イオン ,  電磁結合 ,  磁気構造 ,  *Ising模型 ,  反強磁性体 ,  *磁気秩序 ,  スピン系
準シソーラス用語： スピン・軌道結合 ,  密度汎関数計算 ,  コバルトイオン(2+) ,  磁気結合 ,  強磁性秩序 ,  スピン鎖 ,  量子スピン鎖

分類 (2件)： 格子理論  (BA08030M) ,  磁性理論  (BM06020X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 磁気秩序 ,  理論 ,  研究