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J-GLOBAL ID：201302246279992672   整理番号：13A1071749

種結晶添加による有機構造規定剤を用いないゼオライト合成

Seed-assisted Synthesis of Zeolites without the Use of Organic Structure-Directing Agents

著者 (3件)： 伊與木健太 (東大 大学院工学系研究科) ,  板橋慶治 (東大 大学院工学系研究科) ,  大久保達也 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： ゼオライト  (Zeolite News Letters)
巻： 30  号： 2  ページ： 52-60  発行年： 2013年06月07日 
JST資料番号： L1799A  ISSN： 0918-7774  CODEN： ZEOREM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ゼオライト合成時に利用される有機構造規定剤(OSDA)は様々な骨格構造の合成を可能としてきたが,コスト・環境負荷の面から考えると,その使用量は極力低減されることが望ましい。近年,種結晶添加法を用いたOSDAを利用しない合成が相次いで報告され注目を集めている。本解説では,種結晶添加法による最近のOSDAを用いない合成について概説したのち,筆者らが合成条件を設定するために提案した「Composite Building Unit(CBU)仮説」について解説する。CBU仮説は,種結晶ゼオライトと種結晶無添加反応ゲルから得られるゼオライトとの間に共通のCBUが存在する場合に合成が可能であるとした仮説である。CBU仮説提案の背景を解説すると共に,CBU仮説に基づくZSM-11,ZSM-12およびECR-18などの合成について紹介する。また,本合成法を適用する場合の必要条件と本合成法によって得られるゼオライトの特徴について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *合成ゼオライト ,  *化学合成 ,  *種結晶 ,  *グリーンケミストリー ,  ゲル ,  条件 ,  理論 ,  反応条件 ,  ゼオライトZSM-11 ,  ゼオライトZSM-12 ,  *環境管理 ,  *管理 ,  *環境保全
準シソーラス用語： *ゼオライト【合成】 ,  ZSM-11 ,  ZSM-12 ,  仮説

分類 (2件)： 合成鉱物  (CD01040K) ,  その他の無機化合物の結晶成長  (BK13060T)

引用文献 (27件)：

• 1) http://www.iza-structure.org/databases/
• 2) S. I. Zones, Microporous Mesoporous Mater., 144, 1 (2011).
• 3) S. Kasahara, K. Itabashi, K. Igawa, Stud. Surf. Sci. Catal., 28, 185 (1986).
• 4) B. Xie, J. Song, L. Ren, Y. Ji, J. Li and F.-S. Xiao, Chem. Mater., 20, 4533 (2008).
• 5) G. Majano, L. Delmotte, V. Valtchev and S. Mintova., Chem. Mater., 21, 4184 (2009).

タイトルに関連する用語 (3件)： 種結晶 ,  有機構造規定剤 ,  ゼオライト合成